2番目の恋人
「あ、あの、先生。いまいち意味が……」
「おっ、そうだったな。」
もしかして、皐も何も聞かされてなかったの?
「実はお前にこいつの先生をしてほしいんだ。」
「……先生、ですか?」
「同じ学年だし、知ってるか?」
――ドキッ
担任からあたしに視線を向けた瞬間、胸が高鳴った。
「……いえ。」
……えっ。
「まぁ、そうだな。同じ学年でも何百人もいるしな」
な、なんで……?
なんで知らないフリなんてするの……?
「それで先生の件なんだが……お願い出来るか?」
「はい。僕は構いませんよ」
完璧といえるくらいの、綺麗な笑顔を見せた皐。
まるで、知らない人に思えた……