ん、大好きだよ。



「そっ…」


「……ばかっ」




左手を、ひかりの後頭部にまわす。




「こんなことで、嫌いになるわけねえだろ」


「……」


「…どんだけひかりのこと好きか、…分かってる?」




そっとひかりの顔をあげて、目線をあわせる。


白い頬は涙でしめっていた。




「……泣かせちゃって…俺こそ、ごめん」


「…そっ、お……」


「…だからさ―――」





"ごめんねのキス、………しよ?"




ひかりが頬を赤くして俯いたのを合図に、




「…んっ、」




俺はひかりにキスを落とした。




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