近くに居るのに。
「お兄ちゃん!」
バン!とドアを開けた。
「どしたんだよ!ひより!」
お兄ちゃんはシャーペンを落としてびっくりした。
「ねえ…聞いていい?」
うちは重い口を開けた。
「うちにはお兄ちゃん以外に兄弟がいるの?」
「!」
「お兄ちゃん!」
「…………あぁ…」
「そんな…」
「見たんだな?」
「アルバムを少し…」
「じゃあ名前は分かるな?……中津夢香。ひよりとは年子の同級生の兄弟だ」
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