近くに居るのに。
だってさっきからニコニコの笑顔とあの人の声がシンクロして離れないんだ。
「私も…急だったね、ごめん!私…帰るわ!バイバイ」
波瑠はボタンを閉めながら部屋を出て行った。
夢香。
いつの間にかどんな魔法を使ったの?
夢香以外に忘れられないくらい愛することが出来たよ?
シンクロして忘れられないくらいのな。
でもあの人には新しい人が居るんだ。
この気持ちは心の隅に置いておくわ。
それまで波瑠と向き合うから。