俺と先生のイケナイ関係

『…もしかして・・・代々木さんのこと？』

「………！！」


舞はぼそぼそと答えた。







「…知ったの‥か？」

『……まあね。どんなに鈍くても気づくでしょ』

「…まあな」

『でも代々木さんは関係ないじゃん…』

「…俺はあるんだよ。代々木さんには世話になってるし・・裏切るなんてできねーよ」



しかも、代々木さんはあんな純粋に舞のこと好きなんだから…

傷つけるなんて、無理だろ。








『もしかしてさ…』

「……？」


舞は、探りをいれるような口調で言った。







『横山くん…好きな人いるの？』

「………」


舞の言葉に、一瞬胸がドクッと鳴ったのがわかった。

図星なことをつかれた俺の体は、かなり正直らしい…









『………』

「………いるよ」


携帯をギュッと握りしめ、真顔で答えた俺。

なんかちょっとスッキリした自分がいる…