鬼畜御曹司と貧乏お姫様
「今日からここで働く奴だ。俺の専属メイドでな。」


「は!?」



私が男を見ると男は
ニヤッとして笑った。


「お帰りなさいませ、愁夜様。その方を専属メイドにされるのですか?」



老人と言うには少し
早いくらいの男の人が
聞いてきた。


「あぁ。住み込みでな。」


「住み込みって何!?しかもメイドって…」




私は焦りながら聞いた。


「そのままの意味だ。お前名前は?」


「……………」



男は名前を言わなかった私が気に入らなかったのか腰に回した手に力を入れて自分に引き寄せた。
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