恋ちょこれーと☆
恋の訪れⅠ
「光姫ぇーーーーー!!!」

ふぁ?なんだぁ・・・むにゃ・・・。
夢姫かぁ、なんだよ。うるさいなぁ。眠いのに・・・。

「光姫!学校!」
「あぁ!!遅刻ーーー!!!」

はぁ・・・忘れてたっ!
やばぁぁ。まぁ、急いだってもぅ遅刻だし、イイや。
こんなのんきなあたしは、恋経験ゼロ!
もぅ、高校1年だってゆうのに!双子の姉、夢姫は彼氏持ち。
中学のときから付き合ってる。ありえないでしょ!?
だって、双子で顔は同じなのにモテる姉。モテない妹。悔しすぎでしょ!!
でもさ!名前はあたしのほうが可愛い!
だって「光の姫」ってかいて「ひめ」だし!
夢姫は、「夢の姫」で「ゆめ」だもん!夢の姫・・・眠ってんのか!
ね?光姫の方が名前は可愛いでしょ!あたしの一番の自慢かも!?

「光姫・・・早く・・・」
「あ!ごめんごめん^^」
「早くしてーーー!あたしまで道ずれにしないでよっ」
「いいじゃん!双子でしょ?」
「そーゆー問題じゃないから。さっさとしてくれるかな光姫ちゃん!」

うわっ。夢姫が怒り始めた!やばいやばい。
早くしなくっちゃ!!!
あーぁ、夢姫は頭いいし運動できるし美人だし彼氏いるし。完璧じゃん!
なのに妹のほうは・・・
頭は、真ん中より下。運動オンチ。まぁ美人かなぁ?顔は夢姫と同じだからね!
彼氏いない。完璧じゃない・・・。
もーなんで双子なのにこんなにも違いがあるのー?やんなっちゃうよ。

「光姫!いくよ!」
「夢姫まってぇーーーー。」
「やだ」
「意地悪夢姫!」
「はいはいはいはい」

夢姫行っちゃたぁー追いかけなくっちゃぁーーー!!!
夢姫は足速いからな・・・。
よし!ガンバろっ!!

タッタッタッタ・・・ドンッ!

「きゃぁ!」
「ああ!ごめん!大丈夫?」
「いったぁー・・・誰だよ!」

え///かっこいい!
王子様みたい。もしかしたらあたしの運命の?
ああ!頭いったぁー。
なんか、ふわふわするよーな・・・

「おいッ!大丈夫か???」

あれ?なんか声が聞こえる・・・
けど、まぁイイや。
ふわふわするんだもん・・・・・・・・

< 1 / 4 >

この作品をシェア

pagetop