嘘つきな彼女Ⅱ

――プルルルル……



部屋でぼーっとしていた私は、ケータイを手に取った。



……また淳からだ。



冬休み中、毎日掛かってくる淳からの電話。



正直嬉しい。



でも、出ると虚しくなるのは分かっているから、絶対に出ない。

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