嘘つきな彼女Ⅱ

「……聞いてたのか?」



何で、そんな悲しそうな顔をするの?



「そう。賭けにされてるの知ってて付き合えるほど、私強くないし。……限界」



体を起こして、スカートの皺を直す。



部屋に敦を置いたまま、家を飛び出した。



部屋を飛び出す時に聞こえた、「本気だったんだよ」は、きっと空耳。

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