嘘つきな彼女Ⅱ

「お先に失礼しまーす」



申し訳ない気持ちも含めて、小さい声で。



いつもより早めに切り上げた私は、少し大きめのバッグを持つ。



「あれ?そのバッグ初めて見ました」



たまたま控え室にいたレイラちゃんに声を掛けられて、ドキッとする。

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