嘘つきな彼女Ⅱ


――プルルル……プツッ



「早くない!?」


「や、ちょうど俺も掛けようと思ってたから」


「あ……そうなんだ」



珍しい……。



キャバ嬢を辞めることを、蓮に知らせようと電話をかけたのに。



ちょうどタイミングが合って、その偶然に少し嬉しくなる。
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