嘘っぱち☆うぇでぃんぐ
未「ゴメンね…」
あたしも帰ろうとした
芽「瑛菜が相談室で待ってる」
未「わかった!」
あたしは相談室に行く前に
留萌を追いかけた
留萌の袖を掴む
ポケットに入った離婚届けを
留萌の手のひらにそっと置く
未「4ヵ月…経ってないけど…離婚してください」
留「…ゎかった」
未「大嫌いから始まって、大好きになることがあるんだって…あたし初めて知った。人の事を好きになるって、皆こんな気持ちなんだって…片思いって本当はこんなに辛いんだって…離婚も結婚もこんなにアッサリしてるんだって…人を好きになったら笑ってばっかは無理なんだって…。他の人だったらこうなってたのかな?留萌じゃなかったらあたしは好きにならなかったのかな?そもそも…どんな理由であろうが、結婚するのが間違ってたのかな?」
留「…片思いじゃ…ねぇよ」
未「え?」
留「フラれたの俺だから…」
留萌はそう言って
あたしの掴んだ腕をそっとどけた
そして、歩いて行った