欲望チェリ-止まらない心
高校に入学して2ヶ月目。


先生はあたしに何でも押し付けるようになっていた。


まぁ、それだけ信頼も大きくなってるってことだけど…


先生たちからだけじゃない。


教室内でのあたしのポジションもそんな感じ。


皆が嫌がる学級委員長をあたしが立候補した辺りから、そんなキャラが確立した。


別にいじめられてるとか、そんなことはないよ?


みんなとも仲がいいし。


要領が悪いくせに、みんなに期待されるのが嬉しくて


あたしって、ついついなんでも引き受けちゃうんだ。


お陰であたしはいつも
てんてこ舞いだったりする。


だけどね?


『さすがあの聖先輩の彼女だよな』なんて声が聞こえてきた時は


ニヤニヤが一日中止まらないぐらい嬉しかった。


もっともっとひーくんに近付きたい。


みんなにも認めて欲しい。


その為ならあたし、いくらでも努力できちゃうんだから。





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