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[朱莉はどうしようと思ってるの?]



《由美子店長は悲しげな口調言った》



【わかりません。】


[私はね、朱莉の精神的なことは入社の時に聞いていたから]


[できるだけ朱莉の力になりたいと思っている。


[だからなんでも言って]



[1人で考え込むの朱莉の悪い癖よ]



【はい】



私は、2年前この会社に入社した。


その頃、


私は今と同じような状態で、


毎日に嫌気がさしていた。


とくにやりたいこともなく。


バイトをしていたが人とうまくやっていけず、バイトを転々としていた。


ここには、友達に紹介され、断れずに来た。


何度か通っているうちに担当スタッフに


一緒に、働かないかと言われた。


私は、また断われなかった。



でもだんだんこの仕事に魅力を感じてきた。


自分の手で人をキレイにする。

キレイになるとみんな笑顔になる。


《ありがとう》

と言われる。


担当してる子が


《私、彼氏にキレイなったっていわれたんです



と報告くれる子もいた。


私がはじめて好きになれた仕事だった。


なのに…



[朱莉ごめんね。]



え、


[もっとはやく私が気付いてあげれればよかったのに…。]



由美子店長は涙目だった。


話しあいの結果私は3ヶ月の休業にきまった。
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