sky blue
歌声
「今日も授業つっかれたぁ。」

私は、赤石 栞。
つい一ヶ月前に高校生なったばかり。

それなのに、
毎日こんなに疲れてて三年間やっていけるのかなぁ?
中退はしないんだけどね。

最近私は、テニス部に入部した。
青い空の真ん中に、真っ白のボールが浮かぶ。
その景色に惚れてテニス部に入った。
つまり、未経験者。

今はまだ球拾いだけど、
早く先輩のようにボールを空高く打てるようになりたい。
それだけを夢見て、無我夢中で落ちたボールを拾う。



部室に入ると、先輩や同級生が着替えていた。

『あ、赤石さん!』

入るなり、いきなり呼ばれた。
一つ上の学年の山内 未来先輩。

『次の土曜日あいてる??テニ部のみんなでオケろうと思うんだけど!』

「カラオケですか!?」

『うん♪ホラ…一年生の歓迎会って事でさ!』


先輩からの誘い。
すごく嬉しい!
これでテニス部の先輩との距離が縮まればいいな。


『赤石さん来るよね!?ね?』

「はい!楽しみです♪」

『よっしゃ~!んぢゃ、土曜日の1時に駅前集合で!』


山内先輩…。
明るくて、いつも笑ってて、
話しやすくてすごくフレンドリー。
とてもいい先輩だ。


テニスコートでは、先輩たちがもうボールを打ち始めている。
私も球拾いしなくちゃ。


部活の時間はあっという間に過ぎ、
もう帰る時間だ。

『お疲れ様でしたーーーーーーー!!』

テニス部全員の声がグラウンド中に響く。
疲れた部員は、早々と家に帰ってしまった。
毎日の同じ繰り返しが、今日も終わった。
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