本当のきもち。
「私に会いたかった?

顔も覚えてなかったくせに?

お母さんはお父さんが死なせた?

そんなこと思ってもないくせに…

本当は全部彼方のせいだって思ってるくせに

私のところに帰ってこなかったのは

私がいらなかったのよ

そんな綺麗ごとばっかり言わないでよ…

いまさら…いまさら…」

「香織…」

「お父さんなんか大嫌い…」

私は駅に向かって走り出した
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