本当のきもち。
「…ちょっと懐かしいかな…」

私は屋上に足を踏み入れていた

すこし懐かしい空気が私を包む

上を見上げるとやっぱり空が綺麗だった

だけどなぜかまた涙が出た

泣いてばっかり

でも涙は止まらない

彼方は自分がお母さんを殺したっていう

お父さんも自分がお母さんを殺したっていう

どっちもお母さんを殺したっていう

そんなのどう受け止めたらいいのか分からない

私一人どうしたらいいっていうの…

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