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3◆一方通行の気持ち



その後の記憶は、用事を理由に先に帰ると湊にメールをしたことしかない。



どうやって家まで帰ってきたのか・・・




あの後、菜乃香と湊がどうなったかも知らない。




怖くて、辛くて、涙が溢れてきてその場にはいられなかった。




もう湊の声も聞きたくなかった。




思い知らされた。



結局、好きなのはあたしだけなんだってこと。



湊のあたしへの気持ちは、賭けのための偽りの気持ちだったんだって・・・



こんなになるまで気付かなかったあたしって、本当にバカだ。




「湊・・・・・っ・・・バカ・・・」





あたしの気持ち、返してよ!!






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