ロンリーウルフ
あたしはレイヤ以上の剣幕で捲し立てる。
「なに不幸面しとんねんヘタレ。あんたがなんぼグレたかて、楽しい人生なんて待ってへん!」
「グレっ……はぁ?」
「そうやってキャンキャン喚いたり、すぐに人に食って掛かったり、ダサいねん」
レイヤは何かを言おうと口を開いたが、言葉が見つからなかったのか、声は出さなかった。
「ほんまの強い人間はなぁ、逆境に負けへん人やねん」
「ぎゃっきょー?」
「あんたそんな言葉も知らんの? 学がないとこもカッコ悪いなぁ」
レイヤは悔しそうに唇をかんだ。