ロンリーウルフ
素で出た言葉に、レイヤは笑いだす。
「なんでやねんだって。ほんとに言うんだ」
関西人バカにしとんのか。
本気でどついたろか、こいつ。
「言うわ。……ちゃうやん。なんで戻ってきたんか聞いとんねん」
あたしが責めれば責めるほど、レイヤはおかしそうにケラケラ笑う。
会話にならない。
いったん諦めたあたしは、レイヤをシカトして荷物を下ろす。
汗でくたびれかけた髪をほどいていると、体に何かが巻き付いた。