誰よりも、あなたに～I NEED YOU～

文化祭へ発進！美沙紀はいまだ…

もう夏休みも終わって文化祭の時期になってきた。


僕とトシとかっつんはもちろん文化祭でも写真展があるので写真を撮りに出かける。


しかしかっつんは元気もなく学校にも来ていないし、いつものファミレスにも来ていない。


僕とトシはかっつんを迎えにいく気になれなかった。


携帯に連絡しても出ないからしばらくそっとしてあげることにした。

いつものファミレスに僕とトシはいる。
かっつんもいないし美沙紀も行方がわからないままってこともあり、暗い雰囲気である。


僕はトシにいつもより小さな声で言った。

『なぁどうしちゃったんだろうなぁ～…俺ら…文化祭の写真展になに出展する？かっつん気になるけど…そのうち戻ってくると思うけど…』

トシも同じような声で答えた。

『美沙紀さんが帰ってくればかっつんも帰ってくるでしょ…写真展に出展する写真を撮るの…めんどくさいからドリンクバーのメロンソーダで良いよ』


僕はメロンソーダをテンションは低いなり笑いながら撮った。

二人は声を揃えて

『完璧』

と言った。
< 24 / 78 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop