紫陽花〜 辛抱強い愛情 〜
綾斗があたしを忘れてから数日たったある日
『恵美、李奈の事信じられる?』
『うん』
この時正直、嫌な予感がしてた
『綾斗くんね、恵美の事思い出したよ』
あぁ…やっぱり
『ってか意識戻った次の日に思い出したよ』
『そうなんだ』
そうだろうと思ってた
きっとこのまま忘れた振りしてれば
あたしが嫌いになると思ったんでしょ?
なるわけないじゃん。
その日の夜、綾斗にメールした。
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