庶民♀♂御曹司【短編】
「お言葉に甘えるしかないだろう?」
「あんた、頭可笑しいんじゃないの?」
「馬鹿やろう。まっすぐに奥さん愛してる、めちゃくちゃいい旦那様じゃないか」
「どこがよ!子供残して・・・ちょ・・・んっ・・・」
光芽は私を黙らせるためなのか、顎を押さえて、熱いキスを落とす。
私も、話を逸らされたくないから、光芽から逃れるのに必死。
「こっ・・・うがぁ・・・」
「嫉妬だよ」
私の唇から数センチ距離を置いて、光芽は呟いた。
「子供に嫉妬してんだよ」