今日と、明日と、明後日と。
それからまもなくして、沙那一家は引っ越した。




二人の記憶は薄れながら成長し、何の指輪だかわからないけれど、母に『大切にしなさい。』と言われ身に付けたまま、


十二年の年月は簡単に過ぎていった─────





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