ダメ恋・スキヤキ編
スーパーマーケット
深夜まであいているスーパーマーケット。
わたしはときおりソコを利用する。

レジは6列あるが、夜9時を過ぎるころになると2列になる。

糸こんにゃく、ネギ、お豆腐・・・
そうだ、今日はゴボウも入れよう。
春菊。
お肉。
お肉は、200g・1200円と、200g590円が残っていた。
わたしは迷わず1200円の肉をふたつカゴにほうりこんだ。

そしていつものワイン。
今晩はシャンパンも追加しよう。

2列のレジの片方は男性。
もう片方は女性。
女性のレジにカゴを置き、サイフをあけてお会計をまった。

レジの女性は
左のカゴから右のカゴへ食材を移動させる。
その手つきはとても乱暴だった。

バサッ・・・バサッ・・・バサバサッ。

不快な音が耳をつき、わたしはレジの女性を改めてみた。

仏頂面。不機嫌。
その女性はわたしが選んできた食材を乱暴に左から右のカゴへ移動する。
右のカゴに放り込まれた食材の配列はがさつで、
豆腐の上にシャンパンが置かれていた。

「ちょっと・・・」と、注意する言葉が口からこぼれそうだったが、
わたしはその言葉を飲み込んだ。

レジの女性、その女はわたしを刺すように睨み付けている。

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