暴走族と4才児!
「理央奈ね、お家に帰っても、ずーっと1人なの」


「…父さんと母さん、どっちも仕事なのか?」


理央奈は、圭人の言葉に首を振った。


「……ママはずっとお仕事だけど、パパは知らない」


「……知らない?」


遥が、少し驚いて理央奈に言う。


「…うん。だって理央奈、パパと一緒に暮らしてる訳じゃないもん」


「……っ、パパはどうしてるんだ?」


「……時々、ママが居ないときにお家に来て、理央奈の事叩いたりして帰ってくだけだから、知らない」


「「『………!!』」」

5人の目が、大きく見開かれる。


呆然としたまま、亮が理央奈に聞いた。


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