LOVE・GAMELY -恋愛遊戯- (全199話)
■奈穂の決心
○Side 奈穂
一方、真中くんとお父さんがそんな話をしてるなんて知らない私はいつも通りに学校にいた
『え~?! じゃあ洋は今、奈穂の家にいるの?!』
『ちょッ』
私は理香の大声に焦って理香の口を塞ぐ
『大声出さないで! 真中くんには彼女いるんだから!』
『あ、はい… でも奈穂はいいの?』
『…うん!』
夕べ、ひそかに決意をした
『私は…真中くんが優しくしてくれたら満足なの…』
彼女の座を求めない事を…
彼の笑顔を隣で見られれば
少しでも優しくしてくれれば
『満足なの…』
『奈穂…』
私、可笑しな事言っちゃったかな…?
だって理香が泣いてる
『もうっ 理香が泣かないの!』
何だか凄く嬉しくて理香の頭をナデナデしてしまった
下校時刻…
《〜♪〜♪》
理香と一緒に帰ろうとした私を、携帯が引き止める
『…直樹だ…もしもし?』
昨晩、外泊した弟からの着信…
用件が終わると直樹は電話を切ってしまった
『弟?』
『うん 今日は家に帰るみたいだから一緒に帰ろうって…』
『そっか… 私はどーしようかなぁ…』
理香は少し寂しそうに空を見る
『理香も一緒に帰ろ? 理香なら直樹もいいって言うし!』
『じゃあお言葉に甘えて私も美少年と一緒しようかな♪』
『あはは、なんなら持って帰ってもいいよ?』
私達は駅で直樹と合流し、3人で家に帰った
○Side 奈穂
一方、真中くんとお父さんがそんな話をしてるなんて知らない私はいつも通りに学校にいた
『え~?! じゃあ洋は今、奈穂の家にいるの?!』
『ちょッ』
私は理香の大声に焦って理香の口を塞ぐ
『大声出さないで! 真中くんには彼女いるんだから!』
『あ、はい… でも奈穂はいいの?』
『…うん!』
夕べ、ひそかに決意をした
『私は…真中くんが優しくしてくれたら満足なの…』
彼女の座を求めない事を…
彼の笑顔を隣で見られれば
少しでも優しくしてくれれば
『満足なの…』
『奈穂…』
私、可笑しな事言っちゃったかな…?
だって理香が泣いてる
『もうっ 理香が泣かないの!』
何だか凄く嬉しくて理香の頭をナデナデしてしまった
下校時刻…
《〜♪〜♪》
理香と一緒に帰ろうとした私を、携帯が引き止める
『…直樹だ…もしもし?』
昨晩、外泊した弟からの着信…
用件が終わると直樹は電話を切ってしまった
『弟?』
『うん 今日は家に帰るみたいだから一緒に帰ろうって…』
『そっか… 私はどーしようかなぁ…』
理香は少し寂しそうに空を見る
『理香も一緒に帰ろ? 理香なら直樹もいいって言うし!』
『じゃあお言葉に甘えて私も美少年と一緒しようかな♪』
『あはは、なんなら持って帰ってもいいよ?』
私達は駅で直樹と合流し、3人で家に帰った