秘密
部活が終わると、私とはるとは部員達に囲まれてしまってた。

こんなにいっぱいの人の前で告白の返事をするなんて…生涯ないんじゃないかな。

『好きです。俺と付き合ってくれるなら、握手してください。』

そう言って、はるとは右手を出した。

『マネージャーの答えは…』

部員が声をそろえてはやしたてた。


私は恥ずかしくて真っ赤になりながら、はるとの手を握った。
部員達がまた大騒ぎになった。

『高野さんまで人のものになっちゃったよ』
『しかも、はるだし』
『俺たちの高野さんがぁぁぁ』
『はる、まじ羨ましい』

色んな声が聞こえたけど、私には何も聞こえなかった。
はるとの声しか…
私にははるとしか見えなくなってた。
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