遠恋~初めての恋~
出会い

不思議な感じ

優SIDE

「おっはよ!」

声をかけてきたのは幼稚園からの
大親友の美香(みか)だった
私は眠たそうに
「おはよお~」
と返した

「今日のクラス替えおなじクラスになれるといーねっ」

私達は今日で中学2年生
入学式も受験もない1番楽な学年

「そーだねえ~」
と返事したら美香は
「そーいえばさあ、彼氏とはどうなったの?」

私には中学1年の時に付き合っていた
彼氏がいた
その彼の名前は宰(つかさ)
宰は私と年が1個違う小学6年
宰と出会ったのは先輩絡みだった
何カ月か続いてたけど最近になって
やっぱ年下は無理って思って別れたばかり

「んー?別れた」

「えぇ!優ならいい人見つかるよ」

美香はいつも私の事を思ってくれる。

「美香もさ、彼氏くらい作りなよー」

「えぇ、だって男とかきもいじゃん」

そう、美香は大の男嫌い。
顔はすごく可愛いくて彼氏作ろうと思えば
作れる感じだった。

「あぁ~ドキドキするねクラス替えっ」

美香と一緒にクラス替えの表を見た

「あ!優!今年も一緒のクラスじゃんっやったあ」

美香とは1年の時も一緒のクラスで
あたしと美香は二人で一つって
周りから言われてた。

「ねえ美香、また和樹と一緒」

「げえ、またあいつと一緒なのー萎えるわあ」

和樹も美香と同じで幼稚園からの仲
でも決して恋愛対象には見れなかった

「おっ優今年もよろしくなっ」

「あ、ああよろしく」

「ってか美香も同じクラスかよ、萎えるわあ」

「萎えるってこっちのセリフなんですけど!」

和樹と美香はなんか相性が合わないのか
いつも口喧嘩してた
でも嫌いってわけじゃなかった。

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