携帯撲殺
まずい。




このままでは全員死んでしまうかもしれない。




これをとめるには・・・・。




久美の最後のメールに書かれていた内容のほとんどは、由紀についての物だった。



由紀は家にいるはず。




義文は教室から飛び出る。




「まって!義文くん!
どこに行くの⁈」



背後で呼び止める者がいる。



委員長の美由だった。




「由紀の家だ!由紀の家に行けば、この騒動を食い止められるかもしれない!」




「私も行く!委員長として、義文くんをほっとけない!」



しっかりした奴だ、美由は。



「よし!じゃあ行こう!」



義文と美由は学校を後にし、由紀のいえまで自転車を走らせる。



由紀・・・・お前はこの事件に関係しているのか?




今から真実を突き止める――!



一層スピードを速まらせた。
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