素敵男子製作中




「そっかそっかー。

あんた、あたしみたいな美人が好きだったんだね~。

オタクのくせに案外面食いなんだ~!」



「・・・・え?」



違う。



僕が好きな花岡さんは
こんなこと言う人じゃない。



僕はローファーに注がれた視線を、ゆっくりとあげてみる。



細い脚、スカート、きれいに結ばれたネクタイ。



そして、きれいに整った花岡さんの顔・・・・



「・・・・!?

あ、あれ??」


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