執事様と会長様!!?
執事様の……!!!
【月曜日】


あたしは生徒会室にいる。



朝から中塚と会ったらきっと泣いてしまうから。



昨日あれだけ泣いたのに。




生徒会室にいても30分足らずで作業は終わってしまって、梅ガムをかみながらボーッとしているところだ。



『これでよかったんだよな』



独り言を呟いた。














…はずだった。




『なぁ~にが良かったのかな?』



『!!!!』



ぱちくりぱちくり




『美玲ちゃん?何が良かったのかな?』




『…っ』



ダメだ。





泣きそう。




『せっかく花束買ってきたのに。朝から学園長に知らされてびっくりした』




『いつになったら手に入るんだよ…!!!』



グシャッ




花束がはかなく散った。









『…っふぇっ…』



中塚は一瞬びっくりして、そのあとあたしを静かに抱きしめた。







花束ー…



あたしのために…





なのに…あたし……






『しょ…へ…ごめ……っ』




『っ!…理性もつかな…』




???????








『鈍感なんだよ、美玲は』


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