王子様に囲まれて・・・①







信「・・・・・・・・・・やっぱり怖いか?」








俺がなにも言わないから2人は俺が怯えていると思ったらしく不安な顔をした









真「私たちの子供になることを断ってもいいのよ?」







『・・・・・・・・・・・』







真「美鈴ちゃんにね、言われたの・・・・・・。『無理に凌駕を息子にしようとはしないで!この頃あんまり元気がなかったからたぶん不安なんだと思う・・・・。こう言わないと迷惑かけるとか思って自分の意見言わないから・・・・・・・』って。」








『・・・・・・・・・そんなこと言ってたんですか・・・・・・・・・』











信「だから・・・・・正直な気持ちが聞きたい。嘘はつかないで今の思っていることを言ってくれないか?」









俺がいま思っていること・・・・・・








『俺は・・・・・・今まで親からの愛情を受けたことがないんです。だからいきなり親になると言っても実感が湧かないんです。』








佐「「・・・・・・・・・・・・・」」








『でも2人は・・・・俺を気遣ってくれた。2人の目は俺が今まで見たことのないくらい優しかったんです。こんな俺を大切に思ってくれているとわかりました。』







真「それは当たり前よ」









『その当たり前が俺にとって初めてだったんです。嬉しかったんです。こんな俺で良かったら息子にしてください』











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