王子様に囲まれて・・・①

☆龍生 side☆






俺達は17時すぎになったため遊園地から溜まり場に帰っていた








俺は遊園地で見た美鈴の姿が忘れられなかった








後ろ姿だけしか見ていないがあれは本当に人間違いだったのか?









俺はそんなこと思いながら溜まり場に帰った










溜まり場の扉を開けると今日の見張りの準と一護が挨拶してきた









俺達はいつも通りに挨拶してきた準と一護を見てまた昨日と変わらないことに安心した









そんなこと思ってしまうのはやっぱり遊園地での出来事が響いているからだろう







ーーーーー正直美鈴がmemmrnの総長の美蝶だったのには驚いた









でもそれ以上に美鈴は俺達の仲間だった











美蝶だからとか敵だからとか・・・・・そんなこと関係なしに旭川美鈴という一人の人間が俺達にとって仲間だった










ーーーーーーーーじゃあね










美鈴と交わした最後の会話は残酷だった








たぶん美鈴は俺達がmemmrnの総長だってことに軽蔑していると思っている









誰もそんなこと思ってないというのにーーーーーーー












ーーーーー「それでも仲間だ」










この言葉をもっと早く伝えていれば俺達はまだ笑いあえていたのかと思うと胸が痛む











俺達はこの言葉を言わなかったことをもっと後悔するのはあと少しだった








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