王子様に囲まれて・・・①

出発




18時10分前・・・・・・・







晋「・・・・・来たか。彰に全て任せてあるからお前はそれに従うだけだ」








一度は二度と会わないと思っていた奴からの言葉は嫌なくらい虫酸が走る









でも私には心配してくれる仲間や家族がいた









それだけで私は幸せだ







唯一の幸いは一緒にニューヨークに行くのが彰だってこと







『わかりました。』










晋「逃げると言うような真似はするなよ。別にしたとしても傷つくのはお前の大切な奴らだってことをわすれるな」









また私のために傷つく奴なんて出さない










私の一番大切な宝物だから








『そんな野暮なことしません』










彰「そろそろ時間です」









その彰の一言で私は奴からめをそらすように後ろを向いた











私と彰はそのままジェット機に乗り込んだ










暫くするとCAの一人が入り口の扉を閉めた








扉が閉まると同時に私の自由がタイムアウトした









ジェット機がゆっくりと進み出す







さよなら・・・・・











大好きなみんな・・・・・













ーーーーーーどうか幸せでありますように









私は遠くから見守っているからーーーーーーーー














②へ続くーーーーーー








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