白いYシャツと夏空と君。





「ふふっ、本当…素直。」


「……。」


「あら、不機嫌?」




ニヤニヤとからかうように顔を覗き込まれ、プイッと顔を背けた。







「何だか今日、意地悪です…。」


「そうかしら?」





ニコッと笑われると何とも言えなくなってしまう。

先生は楽しんでいるかのように、鼻歌を歌いマグカップを棚から取り出した。






< 245 / 327 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop