白いYシャツと夏空と君。





「頑張って、」


それを聞いた瞬間に私は美術室を飛び出した。



ドコにいるの?





早く、あの、絵を、見てもらいたい。誰に?、彼に。


あの絵は完成できない。








「───…繭?」


「…美雪。」




驚いた拍子面、だけど、私も彼女も、探し歩いてた気がする。






「…ちょっと、いい?」






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