結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
私は親友の怜ちゃんと久しぶりに再会。
場所は洋風居酒屋。



「杏里…マジで結婚するの??」


「うん…今…私の秘書をしてる方で…とっても優秀な人。京大のエリートなの」


「スゴイ!!」


あんなに嫌っていた洋貴さんを私は褒めていた。


「私なんて…これから就活だよ!!凹む」


怜ちゃんはゆずチューハイを飲みながら、溜息。


「大変だね…」


「杏里が羨ましい~私と同じ歳で社長だし、おまけにエリートのフィアンセが居て…」


「でも…歳が離れてて…同じ屋根の下に住んでるのに…キスもしないの」


「ハァ!!?」


< 112 / 207 >

この作品をシェア

pagetop