結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
《14》真実は心の中に

~洋貴side~

中々、不景気なご時勢、条件のいい仕事なんてない。



『万屋』に戻ろうか~と俺は考えていた。


そんな時、俺に執事の富田さんがケータイに電話。

杏里にはナイショで、話があるらしい。



俺は部屋に杏里を置いて、就活だと言って、外出。


富田さんとカフェで待ち合わせ。



「ご無沙汰しております…栗原様」


「こちらこそ…お久しぶりです…」


富田さんはカフェの一番奥の席に座っていた。


向かい合わせに座り、俺はウェイトレスにホットコーヒーをオーダー。






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