結婚の条件《オオカミ秘書の恋愛指南》
「・・・」


俺は杏里の頭を優しく撫でた。



「俺を信じてくれないか?杏里」



「洋貴さん・・・」



俺は杏里の右手をとった。
白くてキレイな手の甲。
指は1本1本、長くてネイルのされてない爪は桜貝のようなピンク色。

苦労の全く知らないお嬢様の手。


「俺がお前を守ってやる」


「・・・」


俺は杏里の手の甲に唇を寄せた。


「お前も昨日の夜は…期待していたらしいな」


「えっ?」



「豹柄なんてお嬢様にしてはハデだ」



しゃがみ込んだスカートの中から僅かに見えた豹柄のパンティ。

杏里は俺の言葉に頬を染めた。


「///」

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