Color
分からない。まったく分からない。
どうして、この事を森川くんが知っているの?
誰かに言った覚えはない。
この気持ちは、間違いなくあたししか知らないはず。
「…………」
じゃあ、何故…?
何がおもしろいのか、森川くんはあたしを見て、ニコニコ笑う。
脚を組み、手の平に顎をついてる森川くんの視線がものすごく気になる。
周りの友達が話してるって言うのに、適当に相槌打って、あたしだけを観察する。
寒気がするのに、手汗が酷い。
スカートで拭き取っても、拭き取っても、びしょびしょだ。