Color
教室を出る時、チラッと森川くんを見たけど、もうあたしの事は見ていなかった。
保健室のドアには【不在】のプレートが掛かっていた。
ガラガラっとドアを開け、中のソファに腰を降ろした。
「はぁ…」
ダメだ、ものすごい疲れた。
焦りすぎて、冷静に対応する事なんて出来なかったし。
不自然に思われていたらどうしよう。
麻美に、また何か聞かれた時はどう答えたらいいんだろう。
…寝不足だなんて、嘘もついちゃったし。
あぁ、あたし最低。