お前が俺に残したもの

0012








「ありがとうございます」

「俺らにはこんなことしかしてあげられねーから、思う存分甘えろよ?」


「クスっ…はい」





ーー月曜日の朝ーー



今日は目覚ましのくそ野郎が鳴る前に起きてやった☆

気持ち良く伸びをし
リビングに足を運ぶ

リビングのテレビの前には春と愛華の姿があった



「なにしてんだ…?」


「徹夜でゲーム…」


二人の瞼は赤くなってる
てか…寝みーなら寝ろよ!

二人を放置し
台所にいき冷蔵庫を開ける

冷蔵庫にはバナナが2本
……のみ

頭の手をやりため息を吐く


「…愛華…これから買い出し行くけど来るか?」


と言うとさっきまで
ぶっ倒れてた筈の
身体を起こし
「行く!」と立ち上がり俺の横を通りすぎると足を止めた





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