危険な学校
「姫奈、私服可愛いじゃん?」


いきなり予想もしてなかった言葉が拓也に言われた。


ボッ・・。


別に音がしたわけじゃ無いけど音がでるぐらい一気に赤くなった。


嬉しいけど。


恥ずかしいし・・。


「ありがと・?」


とりあえずお礼を言ってみた。


お世辞だとは思うけど・・ね?


「・・・翼のため?」


拓也は少し悲しそうな顔をして言った。


“うん”っていう2言を言うだけできっと拓也は悲しくなると思う。


自意識過剰かな。


でもこないだのサッカーの試合の後の事もあったし。


「私・・私服いつもこんなんだから☆」


そう言って拓也の頭を少し叩いた。


ちょっとウソつくのも良いよね??


それに本当のことを言ってからかわれるのも嫌だし。
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