危険な学校
「・・・・」

「姫奈ちゃん?お~い姫奈?」



私はしばらく無言だった。


これが普通だよね!?普通のリアクションだよね!?


だけど・・直せるんだったら直したいのも事実だった。

だってそのためにこの学校に強制的に入れられたんだもん。


お願い・・しようかな・・??


「お願い・・します・・」


私は頭を下げながら小泉さんにお願いをした。


「よっしゃぁ!まかしとけ姫奈っ。じゃぁ姫奈は俺の名前・・翼なんだけどそう呼ぶこと。」

「翼・・さん?」

「さん付けしない!タメ語で話す!同い年なんだから」


タメ語・・ですか?


男の子相手にタメ語!?できるかな・・。いやっなんか怒られると怖そう・・さっきの金髪の人たちのように怒られたら怖いもん。


「翼っ・・・」

「よくできましたぁ」


そう言って翼・・は私の頭を撫でた。


そして私はまた咄嗟に


「触らないでっ」


と叫んでしまった・・・。




かくして翼との恐怖症克服のための作戦が今始まったのです―


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