危険な学校
私って本当最悪な人だよね?

拓也・・泣きそうなのばれたくなくてわざとあんなことやったのかな。

私勘違いだね。

ジャージに着替えて校庭に向かった。


そして目の前に居る人に驚いた。

だって――

翼が練習してたから。

さっきのの事から全然時間経ってないのにこんなこと思ってる私。

“最悪”

この2文字しか無い。

真面目に練習している翼に嬉しく思いながら罪悪感も感じる。


「姫奈~。何見てるのー。ちゃんと仕事しろよっ!!」


いつの間にか拓也は部活に出ていた。

私の肩を叩いて笑顔で。

でも・・目は少し赤かった。


拓也はまた無理して笑ってるんだね・・?

でも気づかないふりをして


「分かってるよ!仕事しまぁっす♪」


ふざけて言った。


きっと私と拓也の関係はこれが一番なんだ。

ふざけあう仲。

拓也にはひどいけど。

この仲が続くと良いな。




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