宇宙系女子高生
ちなみに奇行というのは…こう…
放課後机の上でブリッジをしてそのまま他の机に渡れるかどうか挑戦中 見たいなポーズをとる
という人類には理解しがたいものだった
その状態でどうして目が合うかというと
忘れ物を取りに来た私が発見する→固まる→ぽげーっとしていたあいつがふっと視点を変えて変なポーズのままこっちをみる
→・ ・ ・→がたーん!と降りて今は直立不動で目を合わせ続けてくる
ほけーっとした表情は全く変わっていない

私にどうしろというんだろう

「あのさー。」
ついに奴が言葉を発した

「逃げないの?かといって話もしないの?何もしてこないとこっちもどう行動起こしたもんかわからないんだけど?」

どうすればいいかわからないのと疑問だらけなのは私のほうだ

「あんなのみたら一時停止以外に何もできないのは私だけじゃないと思うよ」
ああ、違うだろうに。
もっとこう、あのポーズ何、とかいろいろ突っ込みどころはあるだろうに
なぜ私はこう答えてしまったんだ。

――――思えば、この時のこの会話、この答えが私の高校生活を変えたのかもしれない。

「ふーん。そういうもんか。地球人って興味深いなあ…いとおかし!」

いとおかしはお前だろうに。
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