だけどやっぱり、好きでごめん
「今日職員会議だった!」



「じゃあ、あたしが転んでなくても・・・」




「今日は無理だったな!」




先生は豪快に笑った。



「もう始まってる!じゃ行くわ!お前も休んだら帰れよ?」




「子供じゃありませんから!」




「ハハ。それと・・・」



先生はあたしの耳元に囁いて、保健室から出て行った。









≪次のテストで満点取ったら連れてってやる≫





先生に囁かれた、左耳がポゥッと赤く、熱くなった。
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