俺だけの可愛い子犬


「すみません‥
俺、好きな奴いるんで。」

よかった‥とか思ってるあたし。

でも‥好きな奴‥?

「それって‥結構可愛いって
噂のあの子かしら?」

「確かに、可愛いですけど‥
噂になってるんですか?」

「3年でも、狙ってる人いるみたいよ?」

「マジですか?」

「えぇ‥。その子に負けるなら、
しょうがないわ‥
頑張ってね、応援してるわ。」

「ありがとうございます‥」

そうして、2人は去っていったけど
あたしは動けなかった。

好きな人‥いるんだ。
すっごく可愛い子。

あたし‥じゃないよね。

告る前に失恋か‥

あーあ‥
涙は出ないけど‥

悲しいな‥


< 174 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop