俺だけの可愛い子犬
―夜には?

*紫音side



怖かった肝試しから帰ってきて、
今はお風呂。

「ホントに怖かったんだから!!」

「ごめんって〜‥」

由南ちゃんは面白がってるだけ。

「でも、奏人君が手繋いでくれたから‥
マシだったんだけど。」

「え?奏人、手繋いだの??」

「うん‥」

「ふーん‥奏人もやるじゃない‥」

由南ちゃんの言葉に?を浮かべていると、

「ねぇねぇ、聞いた?!」

クラスの子に声をかけられた。

「何を?」

と由南ちゃんが聞くと、
小さな声で言った。


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